七五三
子供の健やかな成長を祈願し、盛大に祝う行事です。
昔は子供の生存率は、非常に低く「七つ前は神のうち」と言われていて、この世に生まれても、7歳までは魂が安定せずに、いつあの世に戻るとも限らないと考えられていて、7歳まで生きられる子供は、大変幸運であるとされていました。
そこで、いくつかの儀式を通して子供の成長を祝ってきました。
3歳を迎えると、それまで剃っていた髪を伸ばし始める『髪置きの儀式』を行い、長寿を祈願しました。
5歳を迎えると、男の子がはじめて袴をはく『袴着の儀式』で紋付羽織に仙台平の袴をはかせるものです。
碁盤の上に立たせ、吉方を向かわせて、左足→右足の順で袴をはかせ長寿を祈願しました。
7歳を迎えた女の子は、それまで帯の変わりにしていた紐を取って、帯を結ぶ『紐落しの儀式』『帯解の儀式』を行い、健康で美しく育つようにと祈願しました。
元々は、正月や誕生日などに行われていましたが、11月に行われるようになったのは、諸説ありますが徳川五代将軍綱吉が、嫡男の徳松の祝いを長慶宣明暦(かつて中国や日本などで使われていた、太陰太陽暦の暦法)では、二十八宿の鬼宿で、全てにおいて大吉とされた11月15日にしたからと伝えられています。
神仏に、無事成長した事を伝え、さらなる成長を祈願し、千歳飴を持ち帰ります。飴が長く伸びることにあやかり、長寿の願いが込められています。
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